結婚のイメージ

カフェでお昼ごはんを食べていたら、となりに座っていた2人組が結婚と家のローンについて話していました。

長年付き合っていた恋人と別れたので、すっかり結婚が遠のいたわたしですが、まったく根拠がなく、子どものころから自分は結婚すると思っていました。だって一番身近にいる女性は母親で、母親は既婚者で、近所の子のお母さんも既婚者で、既婚者以外の大人の女性が周りにいなかったからです。なんならわたしはお姫さまかお嫁さんになりたい!(ドレスを着たい!)とおもっていた系のこどもでした。ちなみに現在は社畜をしています。

結婚は高校進学のようなものでした。周りに大学に行かないひとはいても、高校に行かないひとはいなかったし、中退するひとはいても、それは離婚するくらいの確立でしょ、と思っていたのです。特にやりたいことがなかったり、秀でた何かがないなら結婚する、というイメージだった。

今となっては、結婚がいかに難しいかわかります。どちらかというと、やりたいことがなかったり、秀でた何かがないひとは結婚できないんじゃないかな、と思うようになりました。難なく結婚するひとはいますけど、それはそのひとの能力が高かったんだろうな、と思います。でも、その分結婚は高校進学ではなくなったので、別に誰しもが通る道じゃないこともわかったので、結婚できない(結婚しない)という選択肢もあるなあ、と思うようになりました。気付くのがだいぶ遅かったけれど、恋人と別れたおかげで人生の不安がひとつなくなった気がします。